出産後退院して自宅に戻ると、
まあ周囲の人から「母乳?」とか「母乳でるの?」
とやたら聞かれました。
この質問がママを追い詰めるということを
質問する側は
わからないんだろうなと思います。
産後まもないママに対して
“母乳に関する話題”は
そもそもタブーなんじゃないかと思っています。
この質問にモヤッとする、
苦しめられているママの心を
少しでもフワッと軽くしたいと思い
この記事を書こうと思いました。
読み終わったら少しでも身軽になってもらえると嬉しいです。
近所のおじいちゃんにまで「母乳?」と聞かれた話

実父母、義父母など親族が
「母乳?」と聞いてくるのは意図がわかります。
大切な孫ですからね。
母乳の方が免疫系は優れている
と言われているので
大切な孫が母乳で育つのかどうか、
授乳するタイミングになったら
人目のない部屋を用意してあげようとか、
また、ミルクだとお手伝いができますから
ママのお手伝いをするにあたって
知っておきたいという部分もあるでしょう。
ですが、
通りすがりの人やあまり話さないご近所さんなど、
他人に近い人に聞かれるのは意味がわかりません。
近所のおじいちゃんにいきなり冒頭から
「母乳?」と聞かれたときは
『それってセクハラじゃない?』
とすら思い、モヤッとしました。
私は田舎暮らしというのもあるのか、
時には初対面の人にまで聞かれたことがありました。

こういう質問が世のママ達を
じわじわと苦しめるんだろうな・・・。
初めてママになって、
ママ側の立場の苦しさを体感した瞬間でもありました。
産後ママのメンタルは特にデリケート

妊娠・出産を経てママの身体と心、
そして環境は大きく変わります。
長い陣痛に耐え、
出産した後のボロボロの身体から、
さらに女性ホルモンが劇的に低下しています。
もうそれだけでメンタルへの影響は否めませんが、
1~3時間おきの授乳、
そして最初の約1ヶ月は
母乳が安定しないことへの漠然とした不安
そういった大きな変化を
いくつも迎えている中
通常の思考回路はなかなか働きずらい。
私も身をもって体験しました。
その時の自分を思い出すと
やはりどこか悲観的。
涙もろい。
義父母が孫を心配するワードがまるで
私がママとしてちゃんと育児できているか
監視している、
勝手に評価を下されているような気分になり、
超ネガティブになっていました。
でもよく考えてみてください。
こんなに大きな変化をたくさん迎えて、
通常通りでいれらるわけがありません。
「母乳?」という質問に
モヤッとするのは当たり前だと思うのです。
実際産院ではミルク育児をおしてくるところが意外と多い

私は母乳が出ない方ではなかったのですが、
よく出る方でもありませんでした。
妊娠中は
経済的にも母乳育児がいいと思っていました。
しかし出産すると
病院の助産師さんや看護師さんが
言葉では言わないけれど
まあ積極的にミルク育児をすすめてくる。
私の場合は
看護師さんが私の乳首の形をみて
「長さがないから吸いずらいと思うからコレつけて。」
と一回も赤ちゃんにそのままくわえさせることなく
哺乳瓶の乳首を補助に使えと
渡してきました。笑
母乳へのあきらめが早い。
その補助乳首で少しだけ練習したらすぐ
ミルクの作り方。
与えられる最大量を教えてくれて。
もう授乳室ではミルクを作っているママさんばかり。
1発目からそれはそれでどうなのかとも思いましたが、
産後すぐに母乳がジャブジャブでるママなんて
本当にごく一部。
それをよく知っている産院こその
やり方でもありますよね。
でも吸わせないとでる母乳も出なくなるというのもありますがね・・・。笑
ミルク育児の何が悪いの?

娘は夜寝る前にミルクをお腹いっぱいあげると
朝までよく眠ってくれたので、
自分の睡眠確保の為にも
混合育児を選びました。
主人にも「妊娠中はあれだけ
母乳にこだわっていたのに
案外あっさりミルク取り入れたね。」
と言われました。笑
母乳にこだわっていたつもりはなかったのですが、
主人にはそう写ったんですね。笑
妊娠・出産すると
たくさんのパンフレットをもらう機会がありますが、
それらにも「母乳が一番」
みたいなことがたくさん書かれています。
そして男女問わず周囲の人は
「なんで母乳じゃないの?」
みたいな風潮になってしまっている。
母乳がでない人だっているのに
それをまるで責めるみたいな風潮が気にくわない。
ちょっとネットで調べただけでも
完母で育った子が
よく風邪を引いているなんてことが載っているし、
完ミで育った子が
全然風邪を引かないなんてこともあります。
今の時代共働きは当たり前。
産後数ヶ月で育休から復活して
働いているママもたくさんいます。
頑張って働きながら育児している人に
ミルク育児だからかわいそうというのも
気にくわない。
そういう周囲の人たちは好き勝手言ってきても、
だれも育児を手伝ってはくれないのです。
育児のやり方は100人いれば100通りのやり方がある。
子どもも100人いれば100通りの個性がある。
自分達の、我が家の、
バランスの取り方があるのは当たり前です。
頑張り過ぎて
親が崩壊してしまっては元も子もありません。
周りにとやかく言われる筋合いはないのです。
母乳の量=愛情の量ではない

「母乳?」の質問の裏には、
まるで「母乳の量=愛情の量」
みたいに思っているのかなとも感じます。

母乳が出なくたって
我が子への愛情はたっぷり注いでいる
というママはたくさんいます。

ミルクを取り入れるということも、
赤ちゃんのための、
立派な親としての選択。
周りがどうこう言うことでもないし、
母乳の量と愛情の量が比例する
なんて根拠がなさすぎる。
この記事を読んで下さってくれている方の中に、
完全ミルク育児や
混合でミルクを取り入れていることに
後ろめたさを感じているママがいたら、、、

色んな角度から考え、ママというたった一人の立場から
赤ちゃんとお互いのことを考えて
それがベストだったんだから、
それでいいんです。
その詳しい内容を周りの人はわからない。
表面上だけみて話だけ聞いて勝手に想像して・・・。
とても付き合っていられません。
子どもが成長したらそんな話関係なくなる

子どもが大きくなったら
この母乳論争は完全にコンプリートしますよね。
子どもが小学生に入ってからも
そんな話をしている人みたことがない。
たまに「完全母乳で私は育てた」
と自慢してくる人はいますが。
自分に誇りをもてるのは素晴らしいことです。
でもそれに惑わされる必要は全くありません。笑
冷静に考えたら、
小さい時に完ミだったからこの子は病弱とかって
聞いたことありません。
一定の時期を過ぎると
母乳論争は終了を迎えるのだと私は思っています。
現に私の娘は1歳半を迎えますが、
もう母乳の話をする人は
周りにだれもいません。
もらい乳の時代

江戸時代までさかのぼると、
まだ粉ミルクはない時代。
もらい乳という
実の母親以外の女性から
母乳を飲ませてもらうことがなされていました。
妊産婦や新生児の死亡率もまだ高い中、
もらい乳は命をつなぐ、
貴重なものだったそうです。
私たちの祖母の世代の方々では
まだもらい乳で育ったなんて方もいるようです。
そういう方々からすると
母乳がでることが尊い、
大袈裟に言えば神々しいという状態なのかもしれません。
年代が違えば、生きてきた時代が違う。
考え方も価値観も変わってきますね。
「母乳?」と聞いてくるのは
年齢層が高い世代が多いように私は感じます。
そういう意味合いもあるんだと理解しておくと
私は少しラクになりました。
まとめ

妊娠した瞬間、赤ちゃんが産まれた瞬間、
周りから言われて気になる言葉って
変わるものです。
立場が変わった証拠ですね。
ママになった証拠。
どうか言葉に翻弄され
赤ちゃんの前で本当の笑顔になれない
なんていうことがなくなりますように。
あなたは今のままで、
赤ちゃんにとって
とっても素敵な
たった一人のママだから。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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